Thursday, July 28, 2011

伊丹十三と三谷幸喜

 最近、ようやく三谷幸喜(みたにこうき)の映画を全部見てしまいました。最後の見ていなかった映画は97年の「ラジオの時間」を先週末見ました。

「ラジオの時間」


 三谷は現在日本のコメディ映画の一番巧拙の監督だと思われます。90年代の前半から日本の産業に監督として勤めていましたが、「ラジオの時間」でポピュラー映画の世界に登場しました。
 97年にも日本映画世界で大悲劇が起こった年でした。すなわち、伊丹十三(いたみじゅうぞう)の自殺でした。西洋に伊丹の名前はよく知られていないが、この「タンポポ」や「お葬式」のコメディ映画の監督は日本に19世代の後半の一番人気がある監督でした。アメリカには「タンポポ」というのはかなりポピュラーですが、それ以外見たことある人が少ないと思います。伊丹の名前を聞いたことがないアメリカ人として、、彼の日本映画に残された印象は測らないほど大きいです。

ラーメンのウェスタン「タンポポ」:


 三谷幸喜と伊丹十三とのスタイルを比べると、映画の書き方の大差が見えます。つまり、伊丹の映画は自分の日本社会の経験から映画を書かれました。なんと言っても、この特徴は伊丹の人気さの一番単純な理由じゃないでしょうか。一方、三谷の映画は自分のエンタメ産業の経験、およびアメリカの古い映画の好みから書かれています。例えば、「ラジオの時間」は基本的にエンタメの作り方についてのコメディで、「ザ・マジック・アワ」という2007年の映画はハリウッドのギャング映画の寄せ集めと言えるでしょう。このスタイルの差だからこそ、伊丹の映画は三谷の映画より日本人の心を与えました。

 三谷の登場と伊丹の退場の97年の「ラジオの時間」に通してこの格差が多い二人のつながりが見えます。つまり、「タンポポ」に現れた渡辺謙が扮したトラックドライバキャラクターは「ラジオの時間」にカメオの役として出てきます。大変面白いと思いました。そのカメオは三谷が伝説的な伊丹にあげた賛じゃないでしょうか。

私の好きな三谷映画「有頂天ホテル」です。30年代のハリウッドコメディも
ビリー・ワイルダーという伝説的なアメリカ人監督の影響がよく見えます。


「タンポポ」の最初のシーンです。映画館の中でうるさい人が大嫌いから、かっこよさすぎる
役所広司のキャラクターを通して表される注意の気持ちが心から分かります:


1 Comments:

At July 30, 2011 at 5:26 AM , Blogger takakokwn said...

私も三谷幸喜は大好きです。
ウィーラーさんの言うとおり、アメリカの古いコメディ映画の影響を受けているそうです。

彼は映画のほかにもテレビドラマをたくさん作っています。
その代表作品の『警部補・古畑任三郎』は『刑事コロンボ』から影響を受けているとインタビューで語っていました。

私が彼の作品で一番好きだったのは「やっぱり猫が好き」です。
ちょっと古いですが・・・。
このドラマに出ていた小林聡美という女優は、三谷さんの奥さんでしたが、最近二人は離婚してしまいました。
二人とも大好きだったので、ショックで2日くらいぼーっとしてしまいました。

 

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